公共の建物こそ自然素材で・・・エツロと土壁



建前が終わると、竹を割って作るエツロ竹をワラ縄で編んで「エツロ」という土壁の芯を作ります。
竹は壁の動きにしなやかについていき、ワラ縄は土の中でしっかり締まります。
構造用合板を使わなくても、エツロ土壁が建築基準法で強度を満足できると認められている原因のひとつです。



エツロの工事が終わった所から、後にコンセントや照明などに接続される電線を壁の中にいれます。



いよいよ、荒壁をつけていきます。
大量の水を含んだ土に刻んだワラを混ぜたものが荒壁材です。
やがて、中に入れたワラは発酵し土を強くします。
壁の中の大量の水は乾き、同じ量の空気中の湿気を吸収する機能となります。







荒壁ができると、大工さんが造作工事に入ります。
その模様は次回お伝えします、ぜひ、ご覧ください。

公共の建物こそ自然素材で・・・建前



建物の構造材を組み上げるのが建前です。
この作業が終ると建物の形が現れます。

柱は桧・・・・・・
縦の荷重に耐える力があります。
梁と桁は松・・・・・・
ねじれに強い材料です。

瓦屋根を支える垂木も桧・・・・・・
芯のある材料を使い
頑丈な屋根組を構成します。

床下の材料も桧です。



柱と柱の間に貫通させる貫(ヌキ)、
この材料はエツロ土壁をつける
建て方に採用されるもので、
貫のある家は頑丈で柔軟になります。
さらに強い家にするために、
太く大きな貫を入れます。

無垢の構造材・貫・エツロ・土壁で
構成する家は、強く柔軟で
通気の出来る、安心安全な家です。





材料を選び、刻み、組み上げる、
一連の作業を棟梁を中心に
大勢の大工さんが関わります。
見事な連携と一人一人の技術の高さに
感心させられます。

組上がった建物の棟に、棟梁が
御札をあげ、建前は完了します。

建物を利用頂きお過ごしになる皆様、
この仕事を御依頼頂きましたお施主様、
皆々様の益々の御繁栄と御多幸を心より
御祈り致します。



次回はエツロ・荒壁の作業をご案内します。
ぜひ、御覧ください。


現場より、電気配線とエツロ



左官屋さん。

心を込めて一本一本竹をあみます、
竹はワラ縄で結わえていきます。

職人さんの手作業に委ね、
何十年も不変の壁の芯が出来ます。




電気屋さん。

竹とワラ縄で出来たエツロに
コンセントのボックスをつけます。

お施主様にも御参加いただき
より使いやすい位置など、
電気屋さんの話を聞きながら
決定しました。



現場は熟練の職人さんによって
寸分の滞りもなく進んでいきます。
頼りがいのある仲間です。

お施主様、足下の悪い中
本当にありがとうございました。

公共の建物こそ自然素材で

自然素材だけで造る建物が
どんな風に建っていくのか、
改めて御紹介します。

建物を支える土台、ひのきの芯材
(建築基準法で強い材と認められています)
を使います。

さらに京都の山でとれた
山柿からとれる柿渋を塗ります、
長きにわたり土台の傷みを
防ぐ力があります。
この柿渋は飲んでも大丈夫な
100%混ざりもののないものです。



お施主様、大工さん、心を込めて
各々の立場で土台に塗ります。



建て前の前には
この家の末永い御幸せと
工事の安全を祈願して
御神酒でお清めをします。

わたしたちにとっても
気持ちの引き締まる瞬間です。

次回はいよいよ建前です。
次の投稿で御紹介します。

お引き渡しが完了致しました



9月の初旬にお庭の工事が完了し
お施主様へとお引き渡し致しました。

この工事の模様は、
次回からの記事にてご紹介します。

人が暮らす空間は、
公共の建物であっても安心安全で。
私達は、妥協せず進めて参ります。

化学物質を含む材料を使わず、
自然のままの材料で。
断熱材は使わず、
エツロを組んだ土壁で。
出来るだけエアコンを使わず、
自然の風で。
冬もファンヒーターではなく、
薪ストーブで。

建物のなかの空気はいつも清んでいて
呼吸が楽で身体が解放される空間です。

自然とともに、家工房の願いです。




熱中症はなぜふえるのか?



暑い日が続いています、
台風の影響で湿度も高く
毎日、熱中症のニュースを聞きます。

この熱中症、昔からこんなに頻繁に
あったのでしょうか?

炎天下に運動場で先生の話を聞いてて
ダウンする子供はいても、
室内で熱中症にかかり病院へ・・・、
という話は聞いたことがありません。

今と昔、何が違うのでしょう?

平均気温の上昇があるのは
否めないと思います。
でも、夏を乗りきられる体力を
無くしてしまっているのが
大きな原因なのでは?と思うのです。



エアコンをかけ快適な室内で過ごす、
当たり前の夏の過ごし方ですが
この過ごし方を長く続ければ、当然
エアコンのない場所では過ごしにくい
ということになります。
身体は正直で、過ごしにくいから
体に変調をきたすのでは?と思います。

しかしながら、現代の家はエアコンを
利用する前提で造られているため、
エアコンが無ければ、それこそ、
家の中で熱中症になってしまいます。

家自体に湿気を逃す機能や
夏に家の温度を上げない機能、
風を通し家を涼しくする機能など、
昔の家には当たり前に備わっていた
機能はエアコンがあればいらない
ということになり、
エアコンがよりよく効くような
家造りが主流になりました。
窓を小さく、断熱性気密性を高く
というのが今の家です。
エアコンが無ければ過ごせません。

必然的に夏の間はエアコンの中で
過ごすことになり、子供たちは
生まれたときからエアコンの中で
夏を過ごしています。
このように身体がつくられているので
夏の高温多湿の中に長い時間いれば、
変調をきたすということになります。

家は身体を育む場所、
家工房はそう考えています。
出来るだけ自然のまま、
毎日健康に過ごせる身体をつくる、
家にはその機能がなくてはいけない、
と思うのです。

家工房の家はエアコンに頼らなくても
真夏でも快適に過ごせる昔ながらの
工夫が生きています。



真夏でも涼しい風が抜ける家、
ぜひ、ご体感ください。

今日の現場、もうすぐお引き渡しです



春らしい良いお天気です。
空の色に新しい家がよく映えて
とてもきれいです。

あと少しでお引き渡しの現場です。
建具屋さん、
左官屋さん、
水道屋さん、
最後の仕上げにはいりました。

今日も一日よろしくお願いします。

エジソン電球の取扱してます



その昔、エジソンが開発した電球と
同じような製法の電球です。

エジソンは京都産の竹を
ヒラメント(現在のフィラメント)に
採用しましたが、
この電球のフィラメントは
カーボンによって再現しています。
110年も前に日本の竹が使われ
現代を照らす灯りのもとが
完成されていたことは
感慨深いものがあります。

もうひとつの特徴として
電球内が真空になっています。
白熱球と違い、熱くならないので
安心して使っていただけます。

世の中はLEDの採用が当たり前になり
歴史的な建物にも採用されています。
時代を逆行しているようですが、
エジソン電球の優しい光は
おうちのなかで過ごす
貴重な家族の時間を温かく
照らしてくれるでしょう。

家工房も私の自宅も
この電球を採用しています。
夜、通りがかる機会がございましたら
ぜひ、覗いてみてください。
少し昔の懐かしい時代を
思い起こして頂けるかもしれません。



現場より、今日も一日エツロ、荒壁、その2



高さ7メートルにもなる垂直な壁に
土壁をつけていきます。



左官屋さん、毎日毎日エツロを組んで
荒壁をつけています。

この壁は室内の湿気を調整し、
快適な空間を作る大切な
除湿器・加湿器となるのです。

たくさんの職人さんの手仕事によって
作られるその空間は、快適なだけでなく
人の手でしか造ることの出来ない
あたたかさにつつまれます。



現場より、今日も一日荒壁つけ



エツロがくみ終わり
荒壁つけが始まった現場です。



電気屋さんは荒壁がつく前に
先行して電線を壁のなかに
入れていきます。





竹をワラ縄で結わえ、
水で練ったワラの混ざった土を
塗りつけていきます。
家が完成し土のなかに
混ざった水が乾くと、
その分空気中の湿気を
吸うので家の中は除湿され
快適になります。

土壁の家は、断熱材が
使われるようになったことで
無くなりつつありますが、
この土壁の家は外気が湿気れば
室内を除湿し、
室内が乾燥すれば加湿する、
自然の力を利用した
空調システムなのです。
利用しないのはもったいない、
と思います。


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